■質問
→→早期選考で、
ESや履歴書の提出期限が迫っている企業あります。
ですが、まだ、自己PR,学生時代がんばったこと等の
完成形ができていません。
この場合、
完成形がきちんと出来てから提出すべきでしょうか?
それとも、未完成のままでも、
とりあえず、出すことを優先すべきでしょうか?』
■返答
→→原則としては、
「出すべき」だと思います。
理由は、いつまでたっても、
完璧なものは仕上がらないから、です。
「次があるからいいや・・・」と逃してしまうと、
結局は、ズルズル、ズルズルと
先送りになってしまいます。
そして、最悪の結果である、
「結局、出せなかった・・」
になってしまいます。
就活の恐ろしさはここにあります。
締め切りに強制力がないことです。
目の前の選考の締め切りがあっても、
2次受付、3次受付はあるわ、
同レベルの会社の選考は後日あるわ、で。
いくらでも、
やるべきことを先送りしようと思えば出来るのです。
でも、その先送りをしたからといって、
有利になるとは限りません。
自分の精度をあげるように努力しようが、
ライバルも同じです。
ライバル達も、時間があるわけですから、
準備のレベルがあがるのです。
だから、先送りすればするほど、
ライバルが強くなり、
苦しい戦いが予想されるのです。
であれば、
直近の締め切りのESの作成に
全力を尽くすべきです。
「出す!」と覚悟を決めれば、
必死になります。
その締め切り効果をつかって、
自分のESの精度をあげるべきです。
そもそも、いくら自己分析をしようが、
完璧な強み、自己PRができることはないです。
自分の気持ちや考えという抽象的なものに、
それをいい表せる完璧な言葉なんて
みつかるわけがないのです。
まずは、「これで行こう」と決める。
そして、面接やESを書くにあたって、
「あれ、この言葉のほうがいいな」
と思ったら修正していくのです。
僕は、1度の自己分析の結果で、
自己PRの言葉、強みを確定すべきでない、
と思います。
選考を通じて、考えることを通じて、
それらはバージョンアップさせていくべきものなのです。
だから、ESの締め切りが3月1日であれば、
2月末日に完璧とおもうものを書いて
提出すればいいのです。
同様に4月1日が締めなら3月末、
5月1日なら・・というように、
締め切りの提出期限日のベストなものを
提出すればいいのです。
とりあえず、提出すること。
提出しないと、選考は受けられません。
締め切り効果を利用して、
一気に実力をあげてください。
ちなみに・・・
3月に出したESを使って
5月に面接(選考)があった場合。
そして、3月の時点よりも、
5月の今、自己PR、強みが変わっていたらどうするか?
その場合は、5月の面接のときに、
新バージョンで
ES,履歴書を持って行けばいいのです。
そして、面接官に
「3月に提出した時点から、
自己分析をやりなおしました。
こちらの方が自分が出ています。
この書き直したESで面接をしてもらえませんか?」と、
お願いすればいいのです。
そうすれば、大抵の場合、
面接官は新しいESで面接してくれるはずです。
会社が面接しているのは、
目の前の就活生を「正確」に知るためにやっているのです。
そのために、いい資料を使えるのであれば、
その資料を基に面接をするはずです。
選考の公平性よりも、
人物評価の正確さを選ぶはずですから。
長くなりましたが、返答は以上です。