■質問
→→OBOG訪問をする際の留意点や、
何を聞くべきかを教えてください。
■返答
→→以前、OBOG訪問はすべきか?という質問の返答をしました。
その時と、同じ例で考えてみます。
あなたが、母校の高校生にOB(OG)として、
質問を受けています。
その高校生に、
「大学の今後の成長戦略」
「大学としての、新たな取り組み」
「就職率および、大学の強い業界・企業」
を質問されたとします。
答えられるでしょうか?
・・・答えられないですよね?
当然です。
これらの質問は、大学理事長やら、学長、学部長、
あるいは、大学の職員さんが知っている情報です。
一学生が知っているべき情報でないのです。
では、一学生であるあなたが知っている情報は何でしょうか?
それは、学校の雰囲気だったり、日々の授業だったり、
ゼミの選択形式だったり、サークル、アルバイト事情等、
学生としての「リアルな情報」ではないでしょうか?
あなたが、OBOG訪問で会ってくださる社員の方は、
一社員の方。経営層ではないはずです。
だから、会社に関する大きな情報は、ほぼ知りません。
会社員というのは、自分の関わる商品に関しては、
詳しく知っていますが、
他部署のことなんて、ほぼ知識はありません。
仮に知っていたとして、そのレベルは、
あなたの同様、HPを見たり、IRを調べた程度だと思います。
大きな組織になればなるほど、
会社全体のことなんて、掴めないのです。
だけど、お会いする社員の方は、
リアルな会社情報を持っています。
自分がしている仕事内容、取り扱い商品、その販売方法、
同業他社との比較優位性・・・
または、始業、終業時刻、残業時間の程度、有給の取得具合、
福利厚生、そして、会社の雰囲気、社内で働く人はどんな人か・・・等々。
これらの、リアルな情報を、実体験として、持っています。
ですから、就活生として、OBOG訪問をするのであれば、
このあたりの「リアルな情報」を聞くべきだと思います。
これらが就活生にとり、直接関係する、
最重要な情報だと思います。
また、社員の方も、これらの質問であれば、
嬉々として答えてくれるはずです。
OBOG訪問・・・じつは、される側の社員としては、
超迷惑でしかありません。
お金はもらえないは、時間はとられるは・・・。
さらに、時間はとったはいいが、
就活生はろくな質問はしないは・・・。
これでは、嫌になると思います。
OBOG訪問をするのであれば、
時間をとっていただくことに感謝して、
きちんと質問の準備をして臨むようにしてください。
今日は、以上です。
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